子どもの伸ばし方

家庭でできる小学生の伸ばし方

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小学校1年生

就学準備

4月までに何をしておけばいいか、特に初めてのお子さんの場合はそんな思いがあると思います。ここでは私立小学校中心の話になってしまいますが、自身の経験をみなさんと共有できたらと思います。

入学前にしておきたい事

小学校受験が終わると私立小学校の場合、学校から「入学までにこんな事をしておいてください」とお便りをもらいます。内容は、指定図書を読んでおいて欲しい、などです。ここでお伝えするのは、そういった事ではなく、家庭でやっておいた方がいいものを紹介したいと思います。

小学校受験の場合、本人の意思というより親の意思で入学させる場合がほとんどなので、その学校の特徴、なぜこの学校を選んだのかを子どもに伝えた方がよいと思います。

例えば、我が家の場合、小学校のグラウンドの位置や広さ、トイレが和式、1クラス40人で2クラスしかない事、宗教のある学校で宗教授業がある事を伝えました。給食は、温かいものは温かく、冷たいものは冷たくして出てくる事、地産地消で美味しいよ、と伝えました。幼稚園の給食がいまひとつだったので、給食が美味しいと伝えるととても喜んでいました。

私学の場合、ほとんどがバス・電車を利用した通学になるので、乗り降りするバス停、バスの色など教えておくべきだと思います。電車の場合も乗り降りする駅、電車の時間、公衆電話の位置、ホームのどこから乗るかを決めてあげると良いと思います。通学の安全確保は本当に大事。家庭でしっかり子どもと話しておきたいポイントです。

入学してからしておく事

公共機関を使った通学は、親子で一緒に、できれば夏休み明けくらいまでした方がいいと思います。こどもは慣れてくると自分で行きたいと言い出します。しかし、もう少し親子でがんばってください。梅雨の時期に気をつけるポイント、ホームでふざけない事、車内で静かに楽しく通学する方法、乗り過ごした場合、不審者がいた場合、お友達から「一緒に○○しよう!」という悪戯のお誘いの断り方、など教える事は本当にたくさんあります。通学は学校の責任ではなく家庭の責任ですので、しっかり押さえておきたいですね。

もう1つした方がいいと思うのは、学校行事でお会いする保護者さんと仲良くする事です。専業主婦でも名刺を持たれていたのには驚きでした。私は慣れていなかったので、職場の名刺をだしてしまいました(笑)。同じクラスの保護者さんと仲良くすると「遊びのお誘い」がたくさんきます。子どもの小学校生活が充実。子どもは、学校に行くのが本当に楽しそうでした。

入学してからしない方がいい事

担任、保護者さんとケンカしない方がいいです(笑)。実際あった話ですが、「うちの子の成績が悪い!」と担任に詰め寄った保護者がいました。すべてを学校に任せるのは親の怠慢。学習相談は学校でしても良いですが、学習のフォローは基本、家庭でやるものだと思います。「これだけお金かけているのにどういう事だ!」と言っていました。お金で子どもの知識・知恵を買えると思って私学に入学させるのは間違いだと思います。 私学に入れる目的は、学習、友達、設備などの「環境」です。そこにお金がかかるのだと思います。また子どものケンカから親のケンカに発展して「うちの方が(会社の)規模が大きい!」と声を荒げる保護者もいました。子どもがなぜケンカになったのか、どうすれば良かったのか家庭で子どもと向き合って欲しいですよね。保護者同士のケンカはしない方が良いです。

最後に

小学校6年間は、親子で山あり谷ありですが、小学校1年生の時に仲良くなったお友達、保護者さんとはずっと仲良くさせてもらいました。卒業後もランチに行っています。子ども同士は卒業しても学校が違っても仲がいいです。小学校1年生の1年間は親子でも特別なものだと思います。1年生がんばってくださいね!

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