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新型不登校?

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不登校の新たな理由

驚きました。不登校って最近多いな、とは思っていました。イジメ、学校が合わない、授業進度においつけないなど学校生活が原因だと思っていました。今日は知人から「知人のお子さん、不登校で悩んでいるの」と聞いたので、理由を聞くと「学校に行く意味をみいだせない」との事。イジメではないのです。授業は受けない、課外授業の時だけ登校、という不登校を初めて聞きました。勝手に名付けた新型不登校、知人との話をもとにどうすれば良いか考えてみました。

勉強する意味を見出せない

もう少し理由を詳しく聞いてみました。「みんなで一緒にやる」のになんの意味があるのかわからない。けれども自分も「何ができ、何がしたいかわからない」だから学校に行かない。子ども(中学生)本人は真剣に悩んでいるとの事です。「?」。私の頭の中は、(・・?でいっぱいです。自分探しを真剣に中高でするのはとても良い事。けれども「何ができ、何がしたいかわからない」からこそ、学校に行っていろいろな人と接して、自分以外の考え方に触れていくのではないのでしょうか?逆に自分は「これしかやらない」という目標があっての不登校なら、ひとまず「それしかやらせなければいい」という環境にして育てるのも良いと思います。結局、そうしてもあれが必要、これが必要と自覚していろいろな事を学び出していきますから。現にそういう人を見た事があります。結局、社会に出るとアレコレが必要になってくるのです。

親も悩む新型不登校

さて、困ったのは親の方です。母親は、毎日自宅にいる中学生の世話をしています。思い詰めている子どもを見て、家出や自殺をするのではないか、毎日気がかりで長時間外出がままならないとの事。精神的にも辛いそうです。

打開策として

今回のケースは、なかなか理解してもらえない形の不登校だと思います。しかし、知人の話からもしかして原因はこれではないかな?と頭に浮かぶものがあるのです。それは、「体験」と「感動」。今、こどもだけで遊べる所が本当に少なくて、不審者から子どもを守るために、常に親がみていないといけない。楽しむための場所が有料な場合が多い。「遊び」が「商業化」されているんですよね。 遊ぶ声がうるさいと親が叱られる時代です。息をひそめて遊ぶ子どもなんているわけないです(笑)。 「○○体験」とつくものをたくさん経験させる、ボランティア経験をさせる、講演会に連れていく、ヨガで体と心を整える、スポーツをさせる、「音楽」「演劇」「絵画」などの芸術に触れさせる。そんなふうに子どもを外に連れ出してあげて欲しいな、と思います。本物に触れさせた「体験」と「感動」は生きる力になると思います。

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